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アーガイル産ピンクダイヤモンド

ラグジュアリーで限りない魅力を放つダイヤモンドは、地球上で最も洗練された自然の贈り物と考えられています。ダイヤモンドにはさまざまな色彩がありますが、ピンクダイヤモンドの壮麗さに勝るものはありません。

世界で12億カラットあるダイヤモンドのうち、ピンクダイヤモンドはわずか0.1%。その希少性とユニークさが、ピンクダイヤモンドを貴重な投資対象としています。

1979年、西オーストラリア州のキンバリー地方を探検していた地質学者の一団が、蟻塚の中に紛れもない輝きを発見しました。それは、ダイヤモンド業界を大きく変える発見でした。その6年後、この地にアーガイル鉱山が誕生しました。

2020年の閉山まで、アーガイル鉱山は世界のダイヤモンド埋蔵量の20%を産出し、そのうちの90%が世界の至宝である憧れのピンクダイヤモンドでした。この鉱山から産出される比類なきピンクダイヤモンドは、現在、オーストラリアの歴史におけるその素晴らしい起源と位置を示すものとして、誇りを持ってアーガイルという名前を冠しています。

およそ40年の操業を通じて同鉱山におけるダイヤモンドの産出量は枯渇してきました。その結果、2020年の11月に生産を終了しました。鉱山の閉鎖により、アーガイル産のピンクダイヤモンドは世界で最も希少で貴重な資産の一つとして認められ、その輝きの中にはオーストラリアの地質学的な歴史を秘めています。

このオーストラリアの自然が生んだ「遺産」をご自身のポートフォリオに加えてみませんか?アーガイル原産のピンクダイヤモンドは、今後も希少な資産として輝き続けることでしょう。

投資対象としてのピンクダイヤモンド

ピンクダイヤモンドを株式や債券といった伝統的な資産に対する代替投資対象として見た場合、2つの優位性があります。1つは景気変動やインフレの進行など、マクロ経済情勢に左右されず安定した価格推移を示すことからポートフォリ全体のリスク軽減に貢献が期待できること。2つ目は、供給がストップしたことで流通量が減少し価格に対する上昇圧力がある点です。こうした特性は、ピンクダイヤモンドが、プライベート・エクイティやヘッジファンド、不動産やゴールドといった他のオルタナティブ資産と比べてもユニークな資産であることを示しています。

ピンクダイヤモンドは、人気が高まるカラーダイヤの中でも特に関心が高く、過去15年間における平均リターンは15%でした。ピンクダイヤモンドは、多くの主要なアセットクラスやコモディティをアウトパフォームし、長期的に非常に優れた安定性と一貫したパフォーマンスを示しています。豪州ではSMSFといった年金制度を通じてダイヤモンドをポートフォリオに組み入れることも行われ、戦略的なアロケーションを行う投資家にとって重要な分散対象と見なされてきました。

ただし、すべてのサイズ、カラー、原産のピンクダイヤモンドが投資に値するわけではありません。アーガイル鉱山でカットされ認証を受けたアーガイル証明付のピンクダイヤモンド、アーガイル鉱山以外のアフリカやロシア等で産出された鉱物的特性が異なるピンクダイヤモンド、そして注意をしたいのがアーガイルで産出されたものの品質基準を満たすことができず海外でカット・研磨されたアーガイル原産の非証明のピンクダイヤモンドです。

市場の過熱感を心配する声もありますが、鉱山の閉山により二次流通市場における供給量が逼迫しており、今後の見通しについても楽観する見方が優勢です。

鉱物的特性とは?

アーガイル産のピンクダイヤモンドは、TypeIAと呼ばれる独自の鉱物学的特性を持っています。窒素含有により紫外線の下で青色または灰色に蛍光する特徴を持ちます。ラマン分光法で観察される高い蛍光バックグラウンドは、アーガイルタイプの鉱石の周囲の岩石層からの自然放射によるもので、世界のどのダイヤモンドにも見られない、アーガイルダイヤモンド独自の現象です。

TypeIAのピンクダイヤモンドはサイズが小さく、クラリティが高くない傾向がある一方で、ピンクの彩度と強度が強い特徴があります。また、日中の光でピンク色の彩度が失われることはなく、透明度の違いもありません。

一方でオークション等で話題となった大型のピンクダイヤモンドの多くがTypeタイプIIAです。窒素をほとんど含有しないためサイズは大きく、透明度が高い一方で彩度が弱くなります。また、自然光の中ではピンク色の彩度が失われる現象が見られ、色の印象が弱くなります。こうした色の濃さは、ファンシーピンクダイヤモンドにとって最も重要な視覚的特質のひとつです。それは希少性と価格に最も大きな影響を与えます。

アーガイル鉱山の閉山

今日、皆さんが目にするピンクダイヤモンドの9割を市場に提供してきた西オーストラリアのアーガイル鉱山は、2020年11月に37年の歴史を閉じました。

およそ4年をかけインフラ設備は解体され、土地の造成と植林を通じ自然生態系の再構築を目指します。

アーガイル産のピンクのダイヤモンドと同じ特性を持つダイヤモンドを安定して産出できる鉱山は世界中に存在しないことから、この鉱山の閉山により、ピンクダイヤモンドは中長期的には大きなキャピタルゲインをもたらす投資機会があると見られています。

グレーディングについて

ピンクダイヤモンド色味を評価するための重要な基準が3つあります。
色相
ダイヤモンドの主要な色。時には、色相に影響を与える修飾色を持つ場合があります。例えば、紫がかったピンクの色相はPurplish Pinkと呼ばれます。右チャート以外の色相としてPink Champagneとさらに希少なBlue Violet、Redもあります。
トーン
ダイヤモンドの明るさ、暗さの度合い。トーンの範囲は、明るいものから暗いものまであります。

彩度
色相中におけるピンク色の強さ。ピンクダイヤモンドの色相の彩度は、淡いピンクから強烈なものまであり、最も強い彩度としてビビッドがあります。

アーガイル社のグレーディングはピンクダイヤモンドの真のカラーと価値を決定する正確で洗練された方法です。

ピンクダイヤモンドのカット

ピンクダイヤモンドはカラーレスダイヤモンドと同様にラウンドブリリアントカットもしくはそれ以外のファンシーカットにカットされます。より多くのカットを余儀無くされるラウンドカットは、その他ファンシーカットよりも人気が高く、高いプレミアムを有します。

アーガイル産のピンクダイヤモンドも同様で、ここ最近では7割もの製品がラウンドブリリアントカットとして市場に出され、次いでペア、オーバルが合計で25%ほどを占めることから、よほど魅力的な色味で無ければ、人気のラウンドカットを選択されることがベストな選択となります。

色味と同様に重要なサイズ

アーガイル産のピンクダイヤモンドに投資する場合、カラーと同様にサイズも重要な基準となります。TKPDでご提案する投資対象となりうるピンクダイヤモンドのサイズは0.2ct以上のサイズです。

0.2ct~
0.2ct以上にこだわる理由は、このサイズがアーガイルのピンクダイヤモンドでは特に希少性が高いためです。過去に産出されたアーガイル産のピンクダイヤモンドのうち0.2ct以上のサイズは全体の9.66%にしか過ぎません。0.2ctであれば一粒石としてオーダーメイドのジュエリーに仕立てても十分に魅力がありますし、今後10年、20年と価値を上げるにつれ、コレクターはさらに手放さなくなるでしょう。

0.08ct~0.19ct
0.08ct~0.19ctのアーガイルの鑑定付ピンクダイヤモンドは流通量が多いことから、比較的手を出しやすい価格に収まっていることが多いサイズです。色味の濃い希少なカラーを持つルースであれば、長期でじっくりと保有することで投資対象となりえます。

0.01ct~0.07ct
0.01ct~0.07ctの小粒のピンクダイヤモンドについては、お求めやすいためオーダージュエリー用の素材や普段遣いのジュエリーの素材としてお気軽にご使用いただけます。投資対象としてはあまり期待はできませんがアーガイルの地で生まれた希少な宝であることには変わりません。必要なサイズと数量をご連絡いただけましたらお見積りをいたします。

ご提案から購入までの流れ

STEP1 会員登録
こちらより会員登録を行っていただき、投資に必要な情報を手に入れてご検討ください。また、以下よりピンクダイヤモンドに関する様々な記事をご覧いただくことも可能です。会員登録は無料で購入をいただく義務もございません。当社はピンクダイヤモンドなど希少な投資対象に関する情報のみを最低限の頻度でお届けをいたします。

STEP2 ご要望のヒアリング
こちらよりご希望のサイズやカラーもしくはピンクダイヤモンドに投資をご検討される金額について情報をお寄せください。ただし0.2ct以上の投資対象となりえるアーガイル産のピンクダイヤモンドの価値から、最低価格は税込で300万円からお受けいたしております。当社はお客様のパートナーとして当社の在庫ならびに国内外の協力パートナーの在庫状況をお調べしご提案をさせていただきます。ご要望をいただいてから約1週間以内にご連絡を差し上げます。

STEP3 ダイヤモンドのご提案
お客様の投資方針に応じて最適なダイヤモンド、もしくは複数のルースで構成されたポートフォリオを最適な価格でご提案させていただきます。ダイヤモンドの価値と価格にご納得をいただけましたらご希望に応じてお支払いの前に商品をご覧いただきます。お客様のご希望に応えられなかった場合にはあらためて調査を行い、ご期待に沿ったダイヤモンドをご提案いたします。

STEP4 購入のお手続き
ご提案を承認いただけましたら、ダイヤモンドの購入を進めさせていただきます。売買契約を締結させていただき、お支払が完了後ダイヤモンドの郵送を手配いたします。在庫の所在により5営業日~10営業日でのお届けが可能です。

STEP5 鑑定機関による担保
ピンクダイヤモンドをお届けする際には、ガードル刻印のデジタル写真が貼付されたDGLのDiamond Grading Reportとアーガイル保証書を一緒に納品をさせていただきます。撮影されたレーザー刻印と、IDが一致するアーガイル社の保証書が真正品であることを保証します。

本物であることの証明

0.08ctを超えるアーガイル産のダイヤモンドには、アーガイル社が発行した証明書が付属します。またこちらのサイトよりアーガイル社のデータとIDを照合することが可能です。(2009年1月以降)

2004年後半より、さらなる安全対策として研磨されたすべてのピンクダイヤモンドのガードルにはレーザー刻印が施されています。(当初は0.2ctUp、2009年1月からは0.08ctUp) レーザー刻印は、拡大しないと見えないユニークなロットナンバーで、独自の産地、持続可能性、守護の印となっています。

証明書の再発行は認められず、証明書とレーザーで刻まれたIDナンバーがアーガイル産のピンクダイヤモンドである証となります。

弊社ではアーガイル証明に加え、G.I.A.グレーディング・システムに準拠した国内の鑑定機関DGLのDiamond Grading Reportをお付けいたします。

流動性と売却について

保有されるピンクダイヤモンドがどれぐらいの期間で、いくらで換金ができるのか?投資家の皆様からよくこうした質問をいただきます。

GIA鑑定が付与されたカラーレスダイヤモンド同様に、アーガイル鑑定が付与されたピンクダイヤモンドも世界中で価値を認められており、世界の主要都市で売却を行うことが可能です。ただし、カラーレスダイヤモンドのように4Cやサイズ毎の参考価格が公表されているわけではありません。

不動産投資といった投資と同様に、希望価格での販売を目指すとなると、適切な買い手を見つける必要があり、価値を評価できる投資家に出会うためには3ヶ月程度を見る必要があります。

最近ではオーストラリア原産のピンクダイヤモンドに特化したオークションなども開催されるなど新たな出口戦略も充実しつつあります。

当社でもカラーダイヤモンドを取り扱うディーラーや、オークションハウス、委託販売等、ルースの価値に応じて最適な出口戦略をサポートさせていただきます。

 西オーストラリア在住でのビデオグラファーのChris Magnay氏が2018年に公開したアーガイルのダイヤモンド鉱山内部の希少な映像です。希少なピンクダイヤモンドがどのような場所で採掘されてきたのかぜひ御覧ください。
弊社で販売をさせていただいたピンクダイヤモンドを手放していただく際には、以下の4種類の方法があります。上から高値での売却が期待されますが、いち早く現金化するには下のほうが早いです。
投資対象としてダイヤモンドを検討される方が増えていますが、カラーレスダイヤモンドとピンクダイヤモンドでは価値基準が異なることに注意が必要です。