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アーガイル産のピンクダイヤモンドの価値を左右する要素とは?

投資対象としてダイヤモンドを検討される方が増えていますが、カラーレスダイヤモンドとピンクダイヤモンドでは価値基準が異なることに注意が必要です。

無色透明のカラーレスダイヤモンドの価値を大きく左右するのが「サイズ/カラー/クラリティー/カット」の4つのポイントに加えGIAの鑑定書とレーザー刻印の有無です。具体的にサイズは2ct以上がベターで、カラーは無色透明のDカラー、クラリティーはIF、カットはエクセレントが基準となります。蛍光性にはトレンドもありますが近年は非常に弱いか蛍光性を示さないものが好まれます。また、カラーレスダイヤモンドについてはラパポートといった国際価格が公開されています。ラパポートの価格で売買ができるわけではないのですが、それでも国際価格に対し何割の価格で売買を行うかといった検討や価格の推移を確認することが可能です。

一方でピンクダイヤモンドの価値を大きく左右する要因が、産地と証明書の有無です。ピンクダイヤモンドは豪州以外にも南アフリカやブラジル、ロシア等でも産出されますが最も高い価値を持つのはType IAと呼ばれる豪州産のピンクダイヤモンドです。また、アーガイル鉱山の証明書の有無によっても価値は大きく異なります。同じアーガイル産でもレーザー刻印のみであったり、証明書がなかったりすると価値は大きく下がります。

一方でピンクダイヤモンドの価値にはさほど影響を与えない要素もあります。それは、内包物を示すクラリティーです。カラーレスダイヤモンドにおいてはフローレス(FL、IF)といったインクルージョンが見られないことが評価されますが、カラーダイヤモンドにおいては内包物の有無よりも色味が重視されることから、内包物が確認されても価値を損なうことは無く、魅力的な色相やピンク色の強さなどが評価されることから、TKPDでは投資対象としてピンクダイヤモンドを考えていることから、サイズは0.2ct以上、カラーは6Pもしくは6RP、6PP以上のピンクダイヤモンドをご紹介しています。