ダイヤモンドを鑑定する機関は世界で100以上もあると言われていますが、ピンクダイヤモンドの真贋や価値を担保する代表的な鑑定書は主に2種類あります。
投資グレードのピンクダイヤモンドにおいて、最も重要な鑑定書がアーガイル鉱山から産出されたピンクダイヤモンドのみに発行されるアーガイル・ダイヤモンド社の鑑定書です。(写真右側)次いで世界最大の鑑定機関であるGIAのダイヤモンド グレーディング レポートは産地を問わず宝石学の観点から評価されます。それ以外にも原産国であるオーストラリア国内ではDELTA社による原産地証明書やGSLのレポートが付属する場合があります。
投資対象としてピンクダイヤモンドを検討されるのであれば、アーガイル社の鑑定書が付属していれば十分ですが、これが付属しないとなるとレポートの種類や内容をさらに慎重に精査する必要があります。
弊社ではアーガイルの鑑定書に加えて、G.I.A.グレーディング・システムに準拠した国内の鑑定機関DGLのDiamond Grading Report(写真左)を一緒に納品させていただいております。
ちなみに2005年以降にアーガイル鉱山から産出され研磨をされた0.2ct以上のピンクダイヤモンドはガードル部分にアーガイル社のレーザー刻印が施されています。(2009年1月には0.15ct、2016年以降は0.08ct以上にも刻印) レーザー刻印は顕微鏡等で拡大をしないと見えないユニークなロットナンバーで、独自の産地、持続可能性、守護の印となっています。
アーガイル社の鑑定書の再発行はいかなる理由でも認められず、証明書とレーザーで刻まれたIDナンバーがアーガイル産のピンクダイヤモンドである証となります。